
私は、社会人1年目~3年目はもともとMR(医薬品営業)をしていたので、
よく病院や開業医に出入りしては、製品説明をさせてもらっていました。
ドクターや医療関係者の方は皆MRからの説明をたくさん受けているので、なかなか、説明をさせてもらうために
たっぷりと時間をとってもらえることはありません。
なので、端的にご案内する、という必要があって、
特に医局を駆け回っているようなドクターなどには、
こっちも一緒に後をついて行って、走りながら、用件のみを
お伝えする、というようなこともありました。
時にはうっとおしがられることも・・・(そりゃそうですよね)
話しかけるタイミングをミスって、怒られてしまうことも、結構ありました。
なので、ドクター及び医療従事者の方々と、がっつり話させてもらうのは
何回も訪問させてもらい、徐々に関係を築いていかなくてはならない、
という謎の固定観念ができています。
ところが、今、逆になりました。
やはり、ドクターや薬剤師、看護師を中心に医療従事者の方々は、日進月歩で進んで行く
新たな医学の発展に寄与するために、たくさん勉強されています。
なので、しっかりとした勉強場所を求めて、勉強カフェに通ってくださっている方が
増えてきました。
つまり、今度は私がドクターなどの医療従事者から「訪問される側」になりました。
これは、特に最初の方はなんとも言い難い感動でした。
「ドクターの方から、会いに来てくれてる」
という(笑)
なんのこっちゃわからないと思いますが、MRをやっていた側からすると、こんな簡単に仲良くなっていいのか?とか思うことがあるのです。
特に、最近はドクターの方にご入会いただき、実際に私が手続きを担当させてもらうことも
多くなりました。
「医療業界に貢献したい」
と、思って入った製薬業界ですが、
今度は勉強カフェでドクターや医療従事者の勉強場所として、違った形で、
医療業界に貢献できるのかもな、
このやり方のほうが、貢献の仕方としては向いてるな、と思ったのでした。
生きていると、そうやって思わぬ方向で、当初の思いが違った形で実現されることがあるんだな、
捉え方を変えると、同じやり方に固執する必要はないな、
そんなことを考えました。
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