2017年を振り返る

みなさま、様々に渡り、今年もありがとうございました。

勉強カフェ大阪本町は1230日~12日まで休業いたします。

勉強カフェ大阪うめだはその期間、特別営業いたします。

なかなか最適な場所が営業していない

年末の勉強場所に、是非ご利用ください。

https://benkyo-cafe-osaka.com/archives/2155.html

毎年、ブログでその年のことを振り返っているのですが、

今年も振り返る時期がやってきましたので、振り返ります。

【力量のなさを痛感した】

2017という年は、自分自身の動き方の点数で言えば30点の年でした。

勉強サポートする、と言いながら、自分自身がまず出来ていない。

まずは、お前自身をサポートしろよ、そういう天の声が聞こえてきました。

大阪に来てから、最も苦しんだ年でもありました。

勉強カフェ大阪本町をオープンすることができた

2014年の1店舗だけの時と、

2店舗目の勉強カフェ大阪うめだをオープンできた2016年の12月からで、大きな差がありました。

2店舗の壁、というのが定説としてあるらしく、かなり変化すると言われていました。

完全に教科書通り、その壁にぶち当たりました。

詳細は書きませんが、様々な面で反省をいたしました。

全ては自分の責任です。

しかし、ポジティブにとらえるなら、その分、いろんなものが見えた。

今後は、心の底から二度と繰り返したくないと考えたものが心の中に育ちました。

簡潔に言うと、甘かったです。

もっと、シビアにとらえる。人、資金、サービス、細かく言えば会話、メール返信、体調管理。

一つ一つ、丁寧に、

ないがしろにしない。

笑顔というのは、戦いの最中に生じ、だからこそありがたみのあるものなのだと気付きました。

つまり、平穏の中にあるのではない。

いや、私が思う笑顔を、そう定義付けた、ということです。

大変にありがたいことでした。

こんなに早く、この経験を積ませてもらえた。

そもそも、2016年が始まった時には、2店舗をこんなすぐに取り掛かる予定はなかったのです。

このことが、もしも時代が、「お前、そんなにやりたいなら来いよ、やってみろよ」と、

必要性と将来性に応じて導いてくれた結果なら、最敬礼いたします。

どうもありがとうございました、来年も宜しくお願いします、と。

【全てはトップの責任】

毎年増収増益を続けている株式会社武蔵野の小山社長の言葉で

特に響いたものがあります。

「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、夏が暑いのも、冬が寒いのも、すべて社長である小山昇の責任」

それはつまり、問題が起きてそれを放置し続けることができるのは、社長しかいないということ。

そして、あらゆる可能性が起こることを考慮し、

何が起きても対応できるようすべて想定して行え、ということと捉えました。

それでも、想定外のことは起きるのが当たり前です。

その時に、何が何でも越えきる気合を持って、あきらめずに対処を取り続けられるか。

嫌われないことよりも、事業を成立させることを優先できるか。

この言葉の真意は、おそらく何か金銭の発生する案件・プロジェクトの最終責任を負い切った時に初めて

わかるものと思いますので、是非ご自身でサービスの旗上げをされてみてください。

【店舗を持つと大きく変わること】

大阪で現在の勉強カフェ2店舗を運営するにあたり、年間必要となる額はざっと3500万程度です。

月に換算すれば300万前後。

言い換えればこの数字を、何が何でも、「絶対に」用意しておかなければならないことを意味しています。

この課せられたルーチンの急速的増大は、私の中では大変激しい変化でございました。

多くの偉大なる経営者の方々からすれば、大したことのない数字なのかもしれませんが、

今までの経験からするとこれはなかなかのインパクトではありました。

個人だけで見れば、家賃や年金、駐車場代やローンなど、年収の多い人でも月々の支払いが100万を超える人は少数派だと思います。

店舗や会社を持つことで、訪れる最も大きな変化は、毎年(毎月)課せられる額の大きさなのだ、と、

身を持って学習しました。

しかもこれは、有無を言わさない法的効力をまとう流転です。

「ちょっと待ってくれ」

それはすなわち信用社会において

あらゆる権利の喪失を意味します。

決められた期限内に借りたものを返す、利用した分はきちんと支払う。そんなこと当たり前ですが。

私は現在30歳になりましたが、30年間で最も多くの支払いを行った年になりました。

それにより、年商を1億以上あげたり、もっと言えば、10億、100億という単位で計上されている会社の裏側には、

それに匹敵するだけの支払いルーチンがある、と考えると、意図的に鈍感になろうとする習慣が身につくのだろう、

そういうリアルな想像ができるようになりました。

【鍛えられた】

あらゆる失敗から放たれた希望の種が、私の中で育ちました。

こうやって、人間は成長していくのだ、と知りました。

激しい経験を積めば積むほど、人は必要に迫られ、

細胞をフル稼働してそれを乗り越えようとする。

だから、これからも激しい経験を積み、理想を追いかけていきます。

【最高の料理人になる】

これは、たとえです。料理はできません(笑)

私は、勉強カフェを、

ユーザーとして、私自身が最も行きたくなる場所に仕上げます。

そのために、現場復帰することを決めました。

20162017年には、今まで自分が作ってきた料理のレシピを伝授する方にシフトしていきました。

しかし、それは時期尚早であった。

まだ、伝授するほど最高の料理ができていない。

2018年は、例えるならば総括料理長になり、来て下ったお客様全ての人が

満足して帰ってもらえるような、おもてなし料理レシピを開発しにかかります。

まだ、勉強カフェという料理は、改良が必要であり、実際に自分で作って

味を確かめてもらって、そこから得たヒントを元に、スパイスや調理法を工夫する必要がだいぶあります。

自分が納得のいく料理ができるまで、もう、外には出ません。

海外にもいきません。

職人のように、ひたすら現場の空気感を感じ取り、そこから様々なメンバーの声に耳を傾け、

総合的に判断し、改良を加えリリースし、さらにこのサイクルを繰り返し続け、

自分が納得するものが出来上がった時に、レシピの公開をしていきます。

仕事ばっかりしていて楽しいのか?

よく言われますが、いいですし、楽しいです。

これが私の生きる道、というPUFFYの歌のタイトルとまったく同じことを思いました。

そもそも何で生きてるんですかね?

一個明快にわかりました。

「自分の能力を使って、誰かが喜んで、それが生活をささえる基盤に転換されている」

これが大変に私にとって重要であることに気づきました。

【勉強カフェにとってどのような状態が理想なのか】

簡潔に言うと、「生きていることが楽しいと思えること」

これに尽きます。

は?勉強場所だろ?

そう思われた方もいらっしゃると思います。

しかし、私たちはそこだけにフォーカスしていないのです。

一貫して、自己充実です。目指すものは。

勉強がはかどることは目的なのか?

一時的な目的ではあります。しかし、その先に何が待っているか?

それはその人なりに、イメージングされた輝いている自分の未来像です。

人は、人と関わり合いながら生きていきます。

充実の定義の中に、少なからず人との関係性という項目が上がってきます。

もっと、そういう場所があってもいい。

そして、そこには「向上心」という軸を持って、互いに切磋琢磨できる関係性がある。

これは、勉強カフェならではの、「大人の学びのコミュニティ」です。

ほっとするような場所でもあり、勉強を頑張る場所でもある。

そこには、笑顔の人もいて、真剣な人もいる。

これらが調和する世界。

スタッフである私たちは、そこを取り持つ大きな車輪。

まるで誰かが待っているような、何かが起こる期待感を持って通えるような

そんな場所を目指します。

この「誰かが待っているような」。

これが凄まじく大事です。それはもう、ものすごく。

同じ学びを扱うサービスでもあり同い年の、Schoo・森社長の固定ツイートが共感しました。

勉強カフェも、運営側の器がついて来れば、素晴らしいイノベーションになるに違いないです。

私たちが、どれだけ超えられるか、実行できるか、続けられるか、すべてを総合して、器を用意できるか。

【シカトへの反抗】

私は、よく嫌いな人をシカトしますが、

しかし、一方でシカトという行為にムカついているのかもしれません。

革命は怒りから起きると言われていますが、

私はシカトに対して、イラついていて、そういう世界をぶち壊したいのかもしれないです。

シカト社会の崩壊。

小学校の時に、

シカトされたなんとも言えないあの時の気持ちが、未だに血を巡っているような気がします。

シカトするくせにシカトにムカついているという、矛盾。

この論理は崩壊していますし、めちゃめちゃです(笑)

ただし、そう思ったのは確かです。

ブルーハーツだって、「リンダリンダ」

は、よくわかんないけど、そう思った、って言っていたので。

そういうことって、あると思います。

【実名公表でさらけだす】

私のテーマは、可能なかぎり、すべてのことをさらけ出すことです。

透明性こそが価値。

思ったこと、勉強したこと、行ったこと、

これらを世の中に共有することが挑戦。

もちろん、TPOはわきまえますが。

もっと本音で話しちゃえばいいじゃん、

みんなキラキラ投稿には飽きているんだ、そう思っています。

これだけ、ネットが発達してはやったのは、

「自分の誇大広告」です。

皆、幸せを演じている。

しかし、承認欲求も満たすことに飽きてきた人たちが、

今度は本音で話し始めています。

本音が際立つ世界になりました。

おそらく、「本音」が流行る時代になってきます。私の読みですが。

芸能人とか見てても、生き残ってるのは、「本音」が感じられる人かな、と。

【総括】

「雲外蒼天」

雲を抜け、突き抜けよ。

蒼天が光とともに迎えくるであろう。(ツッコミ:お前誰やねん)

2018年も、どうぞ宜しくお願いします。

kousukearai

投稿者プロフィール

1987年3月18日生まれ。魚座、B型。
群馬県館林市出身。
國學院大学文学部卒業。現在、大阪・梅田在住。
株式会社ARIAという会社で勉強カフェ大阪本町/大阪うめだを運営中。
向上心ある大人たちが気持ちよく過ごせる空間作りを日々探求中。

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